2019年11月18日月曜日

朝鮮問題が解決しない理由

 ポーランドという国がある。
 ヨーロッパにおいて、列強諸国の間に位置し、ナポレオンや帝政ロシア、ナチスドイツなどに占領された歴史を持つ国だ。
 この国の悲劇の一つは、ポーランドの国民自身の主義主張が、どちらの侵攻勢力につくか二分した事で、国が一つに纏まらなかった歴史だという。 

 アジアにも、似たような地理的条件の地域がある。
 朝鮮半島だ。
 この地域の民族も、その歴史の中で分裂してしまっている様に見える。

 現在、日本と韓国並びに北朝鮮との関係は、とても険悪である。北朝鮮はミサイルを日本に向けて発射している。これを武力攻撃と捉えないのは、おそらく平和な日本人くらいであろう。また、韓国の日本に対する主張は、昭和天皇戦争犯罪発言や慰安婦、徴用工訴訟など、日本の文化や歴史を攻撃していると言っても、間違いない状況にある。
 そして、これらの問題に関して言えば、彼らと話し合いで問題解決を図るのは、至難の業に違いないのだ。

 理由は、朝鮮の人々、彼ら自身が一つに纏まれないからだ。
 日本に関する対応にしても、南の朝鮮人と、北の朝鮮人と、在日の朝鮮人と、それぞれ違うことを主張するだろう。その誰を相手に真面目に話し合いを行っても、結局、朝鮮全体に対する解決に繋がらないのだ。

 この現状を解決する唯一の手段は、朝鮮半島の遠い目標である再統一に向けて、現実的な第一歩を踏み出す事しかないように思える。
 もし、中国の力をバックにした北朝鮮主導の再統一を、人々が望んでいるのでなければ、韓国は日本やアメリカと共に、根気強く同じ方向へ歩む必要がある。
 少なくとも、韓国一国の力では、再統一を成しえない以上、文在寅政権は今の政策を反省する必要があるのは明らかだ。
 そしてもう一点、アメリカによる安易な北朝鮮容認が、この事態を悪化させる方向にしか動かない事を、トランプ政権も早期に理解する必要がある。


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